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    「仕置」(「提案」④)

     目の前にあるマジックミラーが上昇し始めた。
    「何なの? こんな恥ずかしい格好見られたくないです……」
    「恥ずかしいのはお互い様だよ。一緒に愉しんだ方が歓びも深いってもんだ」
     井口は紗菜の両膝に縄を掛けながら言った。抵抗も空しく両脚を折り畳んだ格好に固定され、椅子に付属した肘掛けに繋ぎ止められると、M字開脚縛りが完成する。全く身動きができなくなった紗菜は「こんな格好イヤです! 早くほどいて」などと泣き喚いたが、井口は平然としている。椅子に縛り付けられたまま、吊り下げられたままの女たちの近くに引きずられた。2人とも紗菜から目を背けるように俯いている。
    「お嬢さんたち、この娘が紗菜だ。今日は紗菜がワガママを言いだしたから、君たちに協力してもらうことになってしまった。こんなはしたない格好で泣きべそをかいているが、君たちにお礼を言ってもらわねばならない。ほら、ちゃんと頭を下げるんだ」
     顔を背けていた紗菜の髪の毛が掴まれ、強引に頭を下げさせられた。だが、言葉は出て来なかった。初めて会った男女の前で半裸で縛り上げられ、かろうじて下着に覆われてはいるものの股間を晒しているのだ。唇を噛みしめ、涙と嗚咽がこれ以上漏れないよう堪えるだけで精一杯だった。右側の女が痛ましそうな表情を紗菜に向けているのが、余計に恥ずかしさと惨めさを煽った。
    「こいつらの反応はどうでしたか?」
     黒ずくめの男の片方が井口に訊いた。
    「なかなか色っぽかったよ。動画を撮ってネットで流してもいいくらいだ。わたしも美奈が先に逝くと思っていたんだがね」
    「そうだよな。何で逝けなかったんだ? 井口さんにきちんとお答えするんだ、美奈」
     美奈と呼ばれた右側の女は俯いてかぶりを振った。すると、腰が跳ねた。
    「さっきオ××コに戻しておいたローターが動き出して気持ちいいだろ? おれたちが優しくしてる間にしっかり答えるんだよ」
    「……気持ち良くないからです……」
    「オ××コにローター入れられて、乳首コロコロしてもらいながら気持ち良くないだと?」
     もう片方の男がバラ鞭で美奈の尻を叩き始めた。弾けるような音が室内に響く。
    「鞭は許してえっ」
     思わず背けた顔を紗菜は井口の手で正面を向くように引き戻された。鞭の力に押されたのか、美奈の身体が紗菜から見て横向きになった。豊満で形の良い尻に鞭が弾けると、汗の滴が飛び散る。もう片方の男が美奈の正面に回って乳首を摘まみ揉み立てる。時折乳首がひねり潰され、美奈は悲鳴を上げた。
    「バラ鞭なんて大して痛くもないくせに、大げさな」
     鞭を振るっていた男が、鞭の柄を美奈の顎の下にこじ入れながらせせら笑った。
    「で、何で逝けなかったのか、正直に話してみろ」
    「……奥に……」
     美奈は口ごもった。乳首がまたひねられ、股間の毛をむしられた。
    「そうか、知佳みたいにアナルにも入れてほしかったのか? なら今からアナルとオ××コの二穴責めにしてやろうか」
     左の女・知佳は顔を赤らめた。美奈は泣き叫んだ。
    「話しますから、毛を引っ張らないでっ! ローターって奥に当たらないから、刺激が焦れったくて逝けないんですっ……」
    「オ××コの入口を刺激されただけじゃダメなのか?」
    「ずっと焦らされてるみたいでした……。ああっ、恥ずかしい」
    「なら、一度逝かせてやろう」
     井口が口を挟んだ。
    「どうするんですか? その紗菜さんが賭けに勝ったら知佳を、負けたら美奈をお仕置きするつもりだったんですよ」
     2人の女たちもこの淫らな賭けで弄ばれることになっていたようだ。紗菜の胸の中に怒りが灯った。
    「こういう風にするんだよ」
     井口は2人の男を呼び寄せ、話し始めた。やがて男たちは淫らな笑みを浮かべて頷いた。

    「こんなの恥ずかしいですっ!」
     美奈は涙顔で抗議したが、既に遅かった。天井から垂れ下がったチェーンブロックに後ろ手に縛られた身体を吊られ、両膝は180度水平になる形で竹棒に縛り付けられている。膝から下は垂れ下がっている。
    「こんな格好、平気なんですねえ」
    「子供の頃はバレエとかやってたらしいからな、実はお嬢なんだよ。今は惨めなもんだがな。だが、バレエ止めて少し肉が付いたら、いい女になったんだよ。いいMにもなったしな」
     言いながら井口は紗菜を椅子ごと引きずってきた。紗菜の顔の間近に美奈の股間が位置している。2人の女は悲鳴を上げた。
    「ふふふ、高さはちょうど良いだろう。後はどうすればいいか分かってるな、紗菜さん」
    「分かりません……あんっ、イヤっ!」
    「きみと知佳ばかり逝っちゃって、取り残された美奈が気の毒だと思わないか? それにね、これはさっき賭けに負けたお仕置きだよ。イヤならこいつだな」
     紗菜の後門から猛烈な違和感が背中を走り抜ける。
    「そこ止めてってばっ!」
    「止めてほしければ、言うことを聞くんだ」
     美奈を井口が吊り上げている間、紗菜は黒ずくめの男たちに乳首を愛撫されつつ、後門にローターを仕込まれたのだ。後門への刺激は異様で、妙に甘い感覚ももたらしてきたが、嫌悪感の方が勝った。
    「しっかり舐めないともっとお仕置きだよ」
     紗菜の顔が美奈の股間に押し付けられた。意外に臭いがしないのが救いだった。

    「結果」(「提案」③)

     女たちは顔を紅潮させながら、立ち吊り姿で俯いたままだった。「もうローターは動いているはずだがな、まだ振動は弱めなんだろう。どっちの女のオ××コに入ってるか分からないね」
     井口は椅子に縛り付けられた紗菜の背後から手を回し、乳房を揉み始めた。
    「いやっ、触らないでください……」
    「確率は二分の一だ、フェアな賭けだろう? この程度のハンデがあってもいいだろう」
     ローターの振動子が乳首にあてがわれた。薄桃色の乳頭がたちまち充血して固くなっていくのが自分でも分かる。
    「そんなのそこに当てないでっ」
    「いいから、楽しんだらどうかな? これはサービスだよ」
     ベッドの下に設けられた引き出しから2つのローターとガムテープを取り出してきた井口は、紗菜の両乳首にローターを貼り付けた。
    「これは医療用テープだからお肌に優しいんだよ」
     両乳首のローターが振動し始める。紗菜は声が口から出るのを堪えた。すると、マジックミラーの向こうでも女たちが切なげな吐息を漏らし始めた。
    「振動が強くなったんだよ。もっとも、オ××コにローターを入れられてるのは1人だけだがね」
     右側のムチムチした女は太腿を捩って振動に耐えているように見える。左側の細身な女は唇を噛みながら片脚をわずかに曲げたり伸ばしたりしている。井口の言葉が事実ならどちらかは芝居をしていることになるが、見ただけではどちらの女にローターが仕込まれているのかハッキリとは分からない。やがて、脇に退いていた黒ずくめの男たちが女たちの背後に移り、身体の正面に手を回して胸元を引きはだけ始めた。。
    「止めてくださいっ」
    「脱がさないでえ……」
     女たちが異口同音に叫び出した。露わとなった乳房が揉まれ、乳首が摘まみ転がされる。右側の女の乳房は大きいが乳輪は小さく薄桃色をしている。左側の女の乳房は右の女のそれより一回り小さく、乳輪の色もやや濃いが、摘ままれるたびに縛られた上半身を震わせる。
    「左側の女は乳首が弱点なのかな」
     井口は紗菜の乳首をローターに任せ、パンティの上から縦に指を這わせ始めた。
    「イヤらしいことしないでぇ……。こんなの卑怯ですっ」
     脚を閉じたが遅かった。井口の指はパンティの中に侵入し、紗菜の柔らかい部分を弄っている。女たちが愛撫に悶え始めたせいで、どちらの女にローターが仕込まれているのか余計分かりにくくなった。その上、自分も淫らな責めを施されれば、判断力が低下してしまいそうだ。
    「紗菜さんも向こうの女たちと同じようにされた方が、判断がつきやすいんじゃないか?」
     からかいながら井口が指を蠢かせた。恥ずかしい粘膜音が耳を衝く。恥じらう紗菜の左脚が井口に抱え込まれる。片脚だけが「M字開脚」にされたような格好だ。身体を捩っても紗菜の上半身を縛った縄は緩む気配すらない。井口の右手指が嵩に掛かって紗菜の秘裂を蹂躙する。肉芽が弾かれ、指の腹で揉み込まれる。
    「あんっ!」
    「紗菜さんもここが弱いんだねえ」
     肉芽から生じる刺激の強さは格別だった。巧みに振動を加えられたり、図らずも漏らしてしまった熱い粘液を塗り込まれたりすると、どうしようもなく声が出てしまう。
    「パンティも濡らしちゃって恥ずかしいねえ。でも、頑張ってあの女たちをちゃんと見てないと」
     正面に目をやると、左側の女は前に回った男に乳首を交互に舐め吸われて悶えている。右側の女は背後の男に豊かな乳房を揉み込まれ、指の股に挟まれた乳首を絞り上げられて喘ぎ声を上げている。やがて、2人の女の悶えと悲鳴が大きくなった。
    「振動を最強にされたんだよ」
     右の女は耐えるのを止めたようで、腰を大きくうねらせている。左側の女は上体を反らせ、片脚の膝を曲げてもう片方の脚に擦り付ける動作を繰り返している。顔はすっかり汗まみれで、目付きもうつろだ。対して、右側の女は反応を見る限り、少し余裕がありそうだ。
     左側の女が紅潮した顔を振り立て、切なげに眉根を寄せながら乳房を揉む男を振り返った。男が乳首を捻り上げた。
    「あ、ダメっ……!」
     左側の女が腰を震わせた。天井を見上げ、身体を数回ガクガクと痙攣させた。右側の女は喘ぎ続けながら、腰を依然として回している。右側の女に取り付いていた男がリモコンスイッチをかざして見せた。女たちの動きが少し穏やかになった。
    「あれは5分経ったって合図だ。さ、どっちの女にこのピンローが入っていたと思う? どっちの女も反応が激しかったが、紗菜さんも女だから芝居は見抜けるだろう」
     ローターの振動子を紗菜の目の前にぶら下げて井口が尋ねた。どこかおかしいと思いながらも、紗菜は答えた。
    「左の人……ですよね?」
     左の女が絶頂に達したのはほぼ間違いなさそうだ。それだけは確信があった。
    「向こうにそうメールしてやろう
     井口がスマホを操作している。黒ずくめの男が左の女のワンピースの裾を捲り上げた。黒のガーターストッキングで覆われた細い脚の間に、オフホワイトのパンティを覗かせているのが卑猥に見える。男がパンティを脱がせると、股間から何かを抜き出し、マジックミラーに近付いてこちらに向けた。男根を模した長さ10センチほどの紫色の棒だった。
    「残念ながら外れだな」
    「そんなっ! 左の女の人に入ってたじゃありませんか?」
    「わたしの話を聴いてなかったのかな? どちらの女のオ××コに『ローター』が入っているかどうかを尋ねたんだ」
     続いて右側の女がスカートとパンティを剥ぎ取られる。股間から引き出されたのはローターだった。
    「ローターってのはああいうのを言うんだ。左の女のオ××コに入っていたのはバイブってやつだよ。その違いくらい知ってるだろう」
    「そんなっ、はじめからわたしを騙すつもりだったんでしょう? 縄をほどいてっ」
    「どちらの女のオ××コにもローターが入ってなかったら、わたしが嘘を吐いていたことになるね。でも、片方の女には確実にローターが入っていたんだ。2分の1の確率を外したのは紗菜さん、あなただよ」
     井口は紗菜の股間にもローターを這わせ始めた。
    「あんっ、そんなことっ……」
    「確率2分の1を間違えるってことは、紗菜さんがローターもバイブも大して経験していないからじゃないのかな? どっちがどうなのか身体で覚えて帰りなさいよ」
    「酷いっ……!」
     左側の女からもう一つローターが取り出された。
    「ふふふ、分かるかい? 左の女にはな、オ××コじゃなくてお尻の穴にローターを仕込まれていたんだ。だからあんなにすぐ逝っちゃったのさ」
     言いながら井口は肉芽にあてがわれたローターの振動を強めた。「あふん、もう許してっ!」
    「もう紗菜さんも逝きそうなんだろ? 素直になって愉しんだ方が得だよ」
     ローターが強く押し付けられた。紗菜の身体が跳ねた。背筋が強い感覚に貫かれた。すぐに全身の痙攣が始まり、腰が震えた。
    「刺激が強すぎたかな? 簡単に逝っちゃったねえ」
     井口が頬を歪めてイヤらしげな笑みを浮かべた。

    「地下」(「提案」②)

    「ほら、しっかり歩きなさい」
     紗菜が尻込みしそうになると、井口はリードを引っ張った。首輪が細首に喰い込む。紗菜は涙をこぼしながら井口に従って足を進める。20メートルほどで先にあるエレベーターに乗り込まされた。
    「泣くことはないだろう。これからわたしとの勝負に勝たねばならないんだよ」
     エレベーターの「B1」ボタンを押しながら井口は嗤う。この40男は「このマンションの地下で勝負しよう」と言って紗菜を自らの部屋から連れ出した。紗菜は後手縛りの縄目を解かれるどころか、乱れた胸元も直されないまま、その上にバスローブだけを羽織らされていた。
     地下の部屋に入ると、紗菜は10畳はありそうなベッドルームに進まされ、真ん中にある椅子に縛り付けられた。椅子はベッドルームとは反対の白い壁を向いている。リードは取り外されたものの、バスローブは脱がされ、首輪はそのままだった。乳房は無論はだけたままだ。
    「こいつは特等席だ」
     紗菜の乳首を弄り回しつつ、井口がカード大のリモコンを操作すると、白い壁が瞬時に透明になった。壁の向こうには彼女同様後手縛りにされた2人の若い女が吊されていた。2人とも着衣のままだが、羞恥に耐えるように俯いている。
    「何ですか、あれ? イヤだ、早く帰してっ」
    「ダメだよ、そんなに大きな声を出しちゃあ」
    「この壁はマジックミラーだよ。こちらから向こうは見えても、向こうからこちらは見えん。向こうの声や音もスピーカーでこちらに聞こえるんだ。この部屋はわたしの『趣味』のために持っているんだがね、同好の士にもああやって貸してるんだ」
     壁の向こうで、黒いTシャツにブラックジーンズ姿の男2人が部屋に入ってきた。黒いタオルで頭を覆い、同じく黒いマスクをしてサングラスを掛けている。
    「彼らがわたしの同志だ。プライバシー保護のために顔を隠しているがね」
     と言いつつ、吊された2人の女の顔は隠されていない。男たちが女たちそれぞれの髪の毛を掴み、頭を上げさせる。
    「イヤっ!」
     女たちは異口同音に悲鳴を上げたが、晒された顔は隠せそうにない。右側の女は髪が長く、白いブラウスに紺のタイトミニを身に付けたOL風で、紗菜と同年代に見える。体つきはやや豊満だが、肌は白く色気のあるタイプだ。エンジ色の縄で縛られている。
     左側の女はショートカットで、水色のワンピースを着ている。切れ長の目が印象的なキリッとした顔つき。右側の女とは好対照な美人だ。明らかに紗菜より若く、学生かもしれない。
     2人の女は顔を紗菜の方に晒されつつ、乳房を揉み回されている。スカートの上から股間のあたりを触られ、右側の女は蕩けたような声を漏らす。左側の女は耳朶に息を吹き込まれ、嫌がって顔を左右に振っている。
    「さて、勝負を始めよう。ルールは簡単だ」
     いつの間に取り出したのか、井口は蚕の繭のような形をしたピンク色の物体を紗菜の鼻先に突き付けた。ピンクローターの振動子だった。思わず紗菜は顔を左右に振り立てた。
    「顔を赤くしてるけど、これが何か分かるのかね? 案外エッチなんだね」
     井口は振動子を紗菜の乳首に押し付けながら続けた。
    「あの2人のうち1人のオ××コに、これと同じようなローターが挿入されている。こっちとは違ってリモコンで動く高級品だがね。今から5分間、ローターを作動させる。その間の2人の様子を観察し、どっちの女のオ××コにローターが入っていたかを当ててもらうんだ。簡単だろう? 見事当たったら紗菜さんは無罪放免、わたしは今後一切関わらないよ。外したら、最初の約束通り、月1回はここに通ってもらうことになる。どうだ?」
     にやけ面をしながら井口が紗菜の顔を覗き込んだ。紗菜は頷くしかなかった。井口がスマートフォンを耳に当て、「始めてくれ」と言った。右側の女に取り付いた男が電話に出、井口に向かって親指を立てた。

    「提案」①

     腰の上で重ねた両手首を拘束した縄は、二の腕と乳房の上部を同時に締め上げてきた。両脇の下を通った縄が胸の縄に掛けられ閂を施される。紗菜は思わず身じろぎしてみたが、手首に掛かった縄は外れそうにない。
    「これだけで動けないはずだぞ」
     背後で縄を操っていた井口が耳元で囁きながら、紗菜の首筋に縄の束を這わせてくる。奥歯を噛みしめずにはいられなかった。そうでないと、唇から声が漏れてしまうからだ。すると、髪の毛を掴まれて背けていた顔を正面に引き戻される。会社帰りの淡いベージュのブラウスとサーモンピンクのタイトスカート姿で縛り上げられている途中の自らの姿が、姿見に映る。
    「ちゃんと前見てないと、お仕置きだからな」
     乳房の下にも縄が掛け回され、首の両脇を通った縄が胸の上下を走る縄をまとめて絞り上げる。根元を絞り上げられた乳房が張り、乳首がブラジャーの裏地に擦れる。背中に繋がれた縄が天井から吊されたカラビナを通された。その縄を引き絞られると両足の踵が浮いた。そのまま縄を留められ、やや爪先立ちのまま後ろ手縛りで吊された格好となった。
    「んっ……」
    「こうされると乳首が立ってくるんじゃないか?」
    「イヤっ」
     言い当てられた口惜しさを悲鳴に紛らせるしかなかった。
    「そんなこと言ってると、いつまでも借金を返せないぞ」
     せせら笑われて少し我に返った。今日ここにいる理由を思い出したからだ。紗菜は大学を卒業して就職したブラック企業を一年で退社し、アルバイトや派遣で何とか生活し、気付いたら27になり、在学中に借りていた奨学金の返済に行き詰まっていた。
     そんなとき、友人を通じて紹介されたのがこの井口という四十絡みの男だ。新宿のシティホテルのラウンジで会ったとき、都内で学習塾チェーンを経営し、経済的に困窮している学生の相談にも乗っているという男は理知的で穏やかな雰囲気と清潔感を漂わせていた。雪白の肌、派手ではないがパーツの整った顔立ちを品のよさげな言葉で褒めながら、井口がほどよくムッチリとした体つきに油断なく視線を走らせているのは紗菜にも分かっていた。
     月に一度、四谷にある井口所有のマンションに通えば、奨学金の返済を肩代わりし、紗菜の住む部屋の家賃も負担するという条件を提示してきた。申し出を断る余裕はなかった上、ちょうど恋人とも別れたばかりだったこともあり、仕方なく承知したところだった。
    「こんなプレイは初めてか?」
     井口はブラウスのボタンを一つずつ外しながら問うた。即座に首を縦に数度振った。淡いオレンジ色のブラジャーが覗いたところで、紗菜は鏡から目を逸らした。
    「ほら、また目を逸らしてる」
     井口は紗菜の髪の毛を掴み、顔を正面に向けさせた。肩まであるストレートの黒髪を乱暴に扱われ、顔が惨めに引き攣った。
    「だって恥ずかしいんですもの……」
     透き通るように白い肌が薄桃色に染まっていた。ブラウスのボタンが一つ一つ外され、引きはだけられる。
    「フロントホックのブラジャーをしてくるなんて、好都合じゃないか。形のいいおっぱいをさらけ出してほしかったのかい、こうやって?」
     ブラカップを捲り下ろされ、Eカップの乳房が露出させられた。上下を縄で搾り出されているせいか、青い静脈の浮いた乳房は冬瓜のように突き出ている。その先端にある桃色の乳首は既に充血していた。
    「やっぱり乳首立ってるな」
     乳房の根元から乳輪に掛けて指先をツーと這わせながら井口は嗤った。
    「そんなことありません……。もう許してくださいっ! お金要りませんから、もう帰して……」
    「今さらそんなことを言い出すとはな。奨学金を返せなくなってもいいのか?」
     乳首の周囲を周回するように指先を踊らせながら井口は問うた。
    「や、やっぱりこんな恥ずかしいこと、イヤです……」
    「乳首に触ってほしくて仕方ないくせに。腰がエロくクネクネ動いてるのはどういう訳かな?」
     井口はスカートを捲り上げながらストッキングに包まれた尻を撫で回す。
    「痴漢みたいなことしないでっ」
    「失礼な物言いだな」
     臍のあたりを彷徨っていたもう片方の手がパンティの中に侵入してきた。悲鳴を上げるまでもなくチクリとした痛みが走った。
    「おや、意外に黒くて艶があるねえ」
     鼻先に突き付けられたのは、パンティの中の叢から引き抜かれた縮れ毛だった。
    「イヤあっ」
    「結構濃いねえ。処理をサボってるのかな?」
     もう片方の手で叢を撫で回しながら、井口は皮肉っぽい笑みを浮かべた。
    「もうこれ以上しないで……。もう解放してくださいぃ……」」
     切れ長の目尻から溢れた涙がひと筋ふた筋、赤く染まった頬を伝い落ちる。
    「そんなにイヤなら、わたしとひと勝負しないか? それに紗菜さんが勝ったら、今回の話はなかったことにしよう」
     井口は指先に乗せた縮れ毛を吹いて飛ばした後、片頬を吊り上げた。
    「どうしろって言うんですか?」
     紗菜の問いは涙声となっていた。

    (続く)
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